「側彎症」とは背中を後ろから見た時に背骨がS字に曲がっている状態を言います。
側彎症の方は案外多く、当院に来院される患者さんの3人に1人の方が側彎症の背骨をしております。
皆さんは分からないで生活をしているのです。
そんな私も側彎症です
側彎症なのかどうかはレントゲンを撮らなくても、私は患者さんの背中を診たらすぐに分かります。
では側彎症だとどうなのか?
側彎症で背骨がS字に曲がっているから骨が悪く、腰や首・肩が痛いというのは間違っております。
骨がS字に曲がっていてそれが原因で「痛い」というのであれば、1年中ずーと痛み続けているはずです。
でも痛みがない時もありますよね。
それでは痛みがない時は背骨のS字が真っすぐにになっているのか?という事です。
側彎症の背骨のS字が真っすぐになることはありえません。
(背骨を真っすぐに治療しますという治療院は大ウソですからね)
側弯症でS字に曲がっている背骨が痛みの原因ではないのです!
側彎症の方は体がS字になっているため身体全体のバランスが悪く、S字に湾曲している部分でピンポイントで体重を支えているのです。
分かり易く説明すると体がS字に湾曲いている所、首~腰にかけて右・左・右・左というようにピンポイントで体重を支えて1つの身体を構成しているのです。
常時ピンポイントで体重を支えているために、そこの筋肉が硬結し易く硬結から段々と「痛み」に変わってくるのです。
側彎症の方は普通の方よりも疲れが溜まりやすいんですよね。
側弯症はS字に曲がっている背骨が悪いのではなくて、体重を支える部分がピンポイントなために筋肉が硬結し易く、疲労・痛みへと変化していくのです。
その硬結した筋肉が「痛み」の原因なのですね。
側彎症の方は「氣絡整復術」で背すじを正すと身体がスーっと軽くなり、真の元気が蘇ってくるのです!
疲れをあまり溜め過ぎないで定期的に背すじを調整していきましょう!